ロックショアゲーム全般(ショアジギングやショアプラッギング、磯ヒラ等)において、エントリーが容易でないポイント(釣り場)は多くあります。
私が行く西湘~伊豆エリアにおいても同様で、木や草の生い茂る道を通る事や、急な下り坂の山道や磯道、中にはロープでポイントまで降りる事もあります。
危険なので推奨は出来ませんが、時にはウェットスーツを着て腰まで浸かりながらポイントへ向かうこともあります。
そこで私は常々「コンパクトに仕舞える、青物と磯ヒラ兼用のパックロッドが欲しいなぁ」と考えていましたが・・・必然的に「パックロッド=継ぎ目が多い」となるため、破損リスクが高まったり、ロッドが綺麗に曲がらない(キレイに曲がるロッドを作るのが難しい)と言われており、各種メーカーもロックショアで使える青物、磯ヒラ用のパックロッドは殆ど出していませんでした。
ですが!!2021年現在、改めて調べてみると色んなメーカーが3ピース(もしくは4ピース)のコンパクトなロッドを出しているようです!!
そこで、個人的に気になるパックロッドをいくつかピックアップしてみました!
DAIWA:ラテオモバイル 110MH-4
DAIWAから発売されている、比較的お財布に優しい価格帯のラテオシリーズに「ラテオモバイル」が追加されていました!!
【スペック】
全長 :3.35m
仕舞寸法 :89cm(4ピース)
自重 :193g
ルアー重量:12~60g
スペック的には完全に磯ヒラ向けで、青物はブリクラスならOKでしょう
個人的にDAIWAはあまり好きなメーカーではありませんが、このお値段で磯ヒラに使えるパックロッドの貴重な選択肢の1つです。
SHIMANO:NESSA Ci4+ 1008MMH
ヒラメ用のNESSAシリーズではありますが、ヒラスズキに使えるスペックは有しています
【スペック】
全長 :3.25m
仕舞寸法 :115.3cm(3ピース)
自重 :176g
ルアー重量:8~38g(プラグ)/ Max45g(ジグ)
こちらはラテオモバイルと異なり3ピースなので、仕舞寸法は若干長め
また、若干ですが短いため、自重はラテオモバイルより軽いです
ルアーウェイトがプラグはMax38gなので、ラテオ以上にヒラスズキ特化となりそうです
青物狙う場合は別のロッドが必要かな??
SHIMANO:NESSA XTune 106MH
こちらも同じくNESSAシリーズですが、最高グレードのXTuneモデルです!
【スペック】
全長 :3.20m
仕舞寸法 :111.6cm(3ピース)
自重 :175g
ルアー重量:10~52g(プラグ)/ Max58g(ジグ)
スパイラルXコアやナノピッチなど、ロッドのパワーに繋がる技術が搭載されており、またNESSA Ci4+ 1008MMHよりもパワーも強めです!
青物と磯ヒラ兼用として使えるだけのパワーがありそうで、個人的には理想的なスペックです!!(ただしお値段高め・・・)
SHIMANO:ワールドシャウラ BG 21053R-3
同じくシマノですが、ワールドシャウラにBGというモデルが追加されていました!
【スペック】
全長 :3.20m
仕舞寸法 :130cm(変則3ピース)
自重 :255g
ルアー重量:Max50g(プラグ)/ 20~60g(ジグ)
こちらは3パワーと呼ばれるパワー設定で、ルアー重量的には磯ヒラ、青物兼用にピッタリです!
先述したラテオモバイルやNESSAシリーズと違い、ビッグゲーム用に作られているため、青物への適正は高いと思われますが自重は重めです
SHIMANO:ワールドシャウラ BG 21055R-3
先ほどと同じワールドシャウラですが、こちらは5パワーでより青物への適正が高いモデルとなっています!
【スペック】
全長 :3.20m
仕舞寸法 :130cm(変則3ピース)
自重 :305g
ルアー重量:Max70g(プラグ)/ 40~120g(ジグ)
ルアー重量や自重から「青物寄りで磯ヒラも一応可能」というモデルと思われます
ジグは120gまで投げられますが、10ft後半のロッドで重いジグをシャクるのは難しいところがあるので、重いジグを投げたいなら青物用ロッドを別に用意した方が良いかと思います
トランスセンデンス:EMPINADO91S+
いきなりマニアックなメーカーになりますが、トランスセンデンスはパックロッドに特化したメーカーです
もともとは海外遠征用のGTロッドなどを出していた「キングオクトパス」というメーカーが前身で、「トランスセンデンス」ではオフショアロッドだけでなく、ショアゲーム用のロッドも多数出しています
【スペック】
全長 :2.774m / 3.292m(可変式)
仕舞寸法 :60cm(6ピース)
自重 :195g / 242g
ルアー重量:12-56g
トランスセンデンスのロッドは「可変式」で、継ぎ方によってロッドの長さを調整することが出来ます!
この「エンピナード91S+」も同様で、9.1ftのモードと10.8ftのモードを使い分ける事が可能です!
そのため、ライトショアジギングでは9.1ft、磯では10.8ftといった使い分けが出来そうだなぁと想像しています!(メーカーHPによると、10.8ftバージョンでのライトショアジギングが推奨されており、ジグは60gまで快適にアクション可能とのこと)
しかも6ピースと非常にコンパクトなので磯へのエントリーが楽になりそうです!
RippleFisher:MonsterImpact 113HH
リップルフィッシャーから2021年3月、新製品として4ピースのモンスターインパクトが発表されました!
【スペック】
全長 :3.4292m
仕舞寸法 :90cm(4ピース)
自重 :320g
ルアー重量:Max70g
こちらはMax70gと、青物/磯ヒラ兼用として理想的ですが、11ft3inchと長めなので、ジグへの適正は低そうですが、4ピースと非常にコンパクトで、魅力的な一本です!!
まとめ
いかがだったでしょうか?
個人的にはトランスセンデンスの「エンピナード91S+」が一番気になっていますが、値段もそれなりなので現実的なラインで行くと「NESSA Ci4+」かなぁと思います。
磯で青物とヒラスズキ兼用で使う竿なので、汎用性は高いですし奮発して高い竿を買ってもいいかなぁとは思うのですが、実物を触ってから判断したいところ・・・
本来ならフィッシングショー(今は釣りフェスティバル)でなるべく多くの竿を触って判断したかったですが、そこは仕方がない・・・
もし上記の竿を使っている方がいらっしゃれば、コメント等でインプレを書いて頂けると非常に嬉しいです!!