APIAから発売されているグランデージシリーズ。
高コスパでラインナップも多く、愛用している方は多いと思います。
私は正直、APIAというメーカーはちょっと苦手なところがありますが(ロゴマークのアピールとか、広告の売り文句とか・・・)、APIAでロッド設計を担当していた松本さんという方は元DAIKOの人で、松本さんのロッドに対してはかなり信用しています!
※既に松本さんはAPIAを退社され、今はがまかつで働いているようです
グランデージシリーズはそれまでのAPIAロッドと違い、アンバサダーの意向ではなく松本さんが主体となって進めているプロジェクトのようで、青物用のXDシリーズに加え、STDシリーズもかなり気になっていました。
そして、STDシリーズにはなんと長尺のベイトロッドがラインナップされています!
「C106MH」と「C109H」の2本もあり、当時は(今でも?)長尺のベイトロッドはかなりマニアックなジャンルで、数が少なかったので非常に嬉しいラインナップでした。
グランデージが発売された当時、私はベイトタックルにハマっていたので歓喜したのを覚えています(今ではスピニングとベイトを使い分けていますが、当時は青物以外はほぼベイトでした)
そんな私が購入したのは「C109H」でした。
前置きが長くなってしまいましたが、今でもベイトの長尺ロッドは多くないので、インプレッションを書きたいと思います。
インプレッション
【GRANDAGE STD. C109H スペック】
全長 :3.27m
自重 :320g
ルアー重量:14-70g
適合ライン:PE3-6号
ルアー重量、適合ライン、自重からわかる通り、グランデージC109Hは磯ヒラ専用設計というよりかは、磯ヒラ 兼 青物ロッド、といったテイストです。
キャスティング出来るルアー重量に関しては、ベイトタックルの場合リールセッティングにも大きく左右されるので難しいところですが、私はテイルウォークの「エランワイドパワープラス」やアブの「BLACK 9」、シマノの「グラップラー300HG」と組み合わせて実際に使ってみたところ、BLACK 9のような軽いルアーのキャストにも向いているベイトリールであれば、9cm台のミノーでもキャスト可能でした。
ただし、ロッド自体がそれなりにゴツいので、繊細なルアー操作には適していません。
あくまでも「磯ヒラ 兼 青物」といったテイストなので、繊細なルアー操作をしたい場合にはグランデージSTDの「C106MH」か、もしくは他社(アブやGクラフト、シマノ等)のもう少しライトなロッドの方が良いかと思います。
ただ、グランデージC109Hの良さは「懐の広さ」です!!
逆に言えば、中型青物への使用もできるので、朝イチはBLACK 9をセットして磯ヒラ狙い、そのあとにグラップラー300HGにチェンジして青物狙い、という使い方も可能です。
自分は良く沖磯に行くので、なるべくロッド本数を減らすために上記のような使い方をしています。
また、最近では磯でエサを使ってライト石鯛のような仕掛けで底物を狙う事がありますが、ボトムまで落とす釣りなのでベイトタックルの方が適正があるのでその際にも良く使っています!
底物の本命(イシダイやイシガキダイ)はド素人なので正直分かりませんが、グランデージC109Hならある程度の大物にも耐える事が出来るでしょう。
そういった意味で、自分には欠かせないロッドの一本となっています!
まとめ
というわけで、グランデージSTD.C109Hのインプレッションは以上となります!!
2021年の夏ごろ?にリニューアルするらしいので今さら感はありましたが、2021年モデルにベイトタックルも含まれるのか?トレカT1100Gなどの最新技術が多々搭載されるらしいですが、価格はどうなるのか!?などが不明なので、もしかすると旧グランデージも一部のモデルは貴重な存在となるかもしれません。