私が主に磯ヒラで使っている、Revo BLACK9のインプレをしたいと思います。
私がBLACK9を購入したのは、BLACK10が発表される直前のたたき売りセールの時でした。
当時、ベイトタックルで磯ヒラを始めたばかりでしたが、エランワイドパワープラスではリールの大きさ、重さ、スプール径(39mm)もあり、繊細なルアー操作が難しいと感じていました。
そこで、剛性があり、かつスプール径が小さく、ブレーキ性能が優れているリールが欲しいと考えるようになり、いろんなインプレを読んだ末にBLACK9を購入しました。
そこで、私自身が個人的に思う良い点と悪い点(というよりか少し不満な点)を書き出してみました。
※スペックの詳細はメーカーHPを参照願います。
BLACK9の良いところ
①ブレーキ性能が良い
BLACK9はインフィニティブレーキと言う、マグネット+遠心のデュアルブレーキシステムが搭載されています。
また、「S-Mode」といって、遠心ブレーキのピンの中に強いブレーキがかけられるピンが存在します。
この「S-Mode」が非常に優秀で、強風下での磯ヒラやライトショアジギングでのメタルジグのフルキャストでもほとんどバックラッシュすることなく使えました。
FishmanのVENDAVAL8.9Mで40gのメタルジグを思いっきりフルキャストしても初期バックラッシュもなく、なおかつ飛距離も100m近い飛距離が出るため、本当に便利なブレーキです。
②スプール径が小さいため、10g前後のルアーも楽にキャスト出来る
BLACK9はスプール径が33mmのため、10g前後の比較的軽めのルアーでもスプールが回転してくれるのでキャストが楽です。
そのため、磯ヒラにおいても風が強くない日であれば繊細なルアー操作が出来るので、非常に重宝しています。
③剛性が強い
アブガルシアが「剛性のハイエンド」と謳っている通り、磯ヒラというある程度波飛沫も被る悪条件の中で使っていますが、今のところゴリ感やガタつきなどはありません。
④超ハイギアなのでルアー回収が楽
最大巻取り量が93cmと、ベイトリールの中では超ハイギアと呼ばれる部類で、ラインスラッグの回収が非常に楽です。
これは磯ヒラには必須条件とも言えますが、巻取り量90cmを超えるリールはまだ少ないのが現状です・・・
BLACK9の悪い(個人的に不満な)ところ
①糸巻量(ラインキャパ)が少ない
PE2号を150m巻いて、30lb前後のリーダーを5~8mが限界です。
出来ればPE2号を200mは巻きたいところです。。。
BLACK6のスプールは互換性があり、なおかつ深溝スプールなのでアブガルシアに在庫があれば取り寄せて購入しようか検討中です。
②ハンドルノブが小さい
ハンドルノブが非常に細く、力を込めて握るのはちょっとやりにくいです。
本来ブラックバス用のリールなので、本来の用途を考えれば納得ですが、シーバスやロックフィッシュ等で使う場合にはノブが大きいハンドルに交換した方が使い易いかもしれません。
まとめ
個人的には、BLACK9の最大の良さはブレーキシステムにあると思います。
ダイワのジリオンSVや、シマノのカルカッタコンクエスト100HGも使ったことがありますが、BLACK9が一番リールのブレーキを信用して安心してフルキャスト出来ると思います。
不満な点を2つほど書きましたが、正直用途によって変わるかな?という些細な点なので、人によっては全く気にならない方もいると思います。
ブレーキシステムの優秀さや、最大93cmという巻取り量、扱えるルアーの幅の広さや剛性など、磯ヒラにおいて最適解の1つと言っても過言ではないと思います。
現在は最新モデルのBLACK10が発売されており、現行品を見かける事は少ないかもしれませんが、程度の良い中古品等があればぜひ検討してみてはいかがでしょうか?